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夏場の母乳育児
北海道の夏は涼しいとは言え
暑い日が続いていますね
夏に赤ちゃんのおっぱいをあげるときに
大切なことがあります
それは
赤ちゃんの脱水に注意すること
このところ
おっぱいの飲ませ方で
よく聞かれるのが
おっぱいは
ほしがるだけあげてもいいんですよね?
というもの
え?何かあった?
と聞くと
おっぱいをほしがる度にあたえずに
我慢して3時間あけたほうが
赤ちゃんはまとめて飲めるようになる
とか・・・
ちびちび飲ませると
どんどん体重が増えて大変なことになるよ
とか・・・
こんな
さまざまな情報が
お母さんを苦しめますね・・・・
大人でもへとへとになる
この暑い時期・・・・
赤ちゃんの水分制限はとても危険です
おっぱいは
赤ちゃんがほしい時に
ほしがるだけ
制限せずにあげること
赤ちゃんにとって
こまめな水分補給が
とても大切なのです
赤ちゃんが脱水になりやすいわけ
人の体の水分量は
新生児(出生後28日未満) 80%
乳児(1歳未満) 70%
成人 60%
とくに
生まれたての赤ちゃんは水分量が多い!
赤ちゃんはたくさんの水分を必要としながらも
代謝が活発なため、失う水分量も多いのです
そして
発汗機能も腎機能もまだ未熟で
体温調整がうまくできずに脱水をおこしやすい
と言えます
脱水症状を疑うサインとしては
・おしっこの回数が減少
・5〜6時間おしっこがでない
・おしっこの量が少なく色が濃い
・便秘、便がかたい
・元気がない
・顔や身体が熱い
・熱がある
・眠りがち
など身体の変化に注意して
脱水症の予防には
早めの対策が大切です
脱水予防で大切なこと
1 おっぱいはほしい時にほしいだけ(制限しない)
・いつもの授乳以外でも、ほしがる時はのませる
「のどがかわいているのかもしれない」と考える
・ちょっと飲んで、赤ちゃんがすぐやめてもそれでok!
1回の授乳のはじめと終わりでおっぱいの成分は変化
(脂肪分が終わりで多くなるデータあり)することを赤ちゃんは
わかってコントロールしているので、赤ちゃんにまかせる
2 衣類・室温の調整
・涼しい部屋で過ごし、衣服の量で体温を調節
・エアコンのききすぎに注意、急に身体を冷やさない
・エアコンや扇風機の風が身体に直接当たらないように
できれば外からの自然な風やうちわのやさしい風が気持ちいい
3 夏の外出の注意点
・長時間の外出、強い日差しの下では帽子をかぶる
・ベビーカーはアスファルトに近いので熱の影響をうけやすい
風通しも悪いので注意する
・車での長時間移動では直射日光をさけ、ゆっくり休憩をとりながら
こまめな水分補給を
4お母さんの水分補給
・赤ちゃんのことにばかり目がいきがちだが、お母さんの水分補給も大切
冷たい氷入りの飲み物を一度にたくさんだとおしっこになってしまうので
常温でちびちび飲むのがおすすめ
・お味噌汁やスープ、鍋など、食事から水分を取ることも大切
この時期の赤ちゃんの抱っこは暑いけど
来年の夏にはもう、babyから一歩すすんでいます
今だからこその
「いちゃいちゃラブラブなおっぱいライフ」を!
あ、
もう1つ
授乳のときには「赤ちゃんを支える自分の腕」と「赤ちゃんの頭」の間に
タオルを一枚入れてみてくださいね
これは夏場の授乳の工夫です
少しでも快適に過ごせますように
※写真の赤ちゃんは今回のテーマとは全くの無関係
この子は水分、栄養ともたっぷりです^0^
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