『人の誕生』~小学生が学ぶことと妊婦さんが学ぶこと

「ようすい」「たいばん」「へそのお」
  
ん?
  
これ、妊婦さん向けの母親教室のテキストではありません。

なんと、
小学5年生の理科「人のたんじょう」の学習。
(教科書を写せないので、宿題ノートを写真にしました。)
 
ゆいのノート
  
命の誕生は、
保健、体育で習うと思いきや、
今は小学5年「理科」の授業でも習うのです。
 
 
 
メダカのたんじょう
   ↓
人のたんじょう
 
 
この流れで
赤ちゃんは子宮の中で、
どのように育っていくかを学習します。
 
 

Contents

講話で小学校へ行く!

地域の小学校からの講話依頼があり
今日、その授業の1コマを担当させてもらいました。
 
 
私の
骨盤模型、子宮、赤ちゃん、胎児
を連れて行ってきました。

 
からだの科学の勉強です。

 
いろいろな、仕掛けをしながら、授業開始。
 
 
熱心に話に聞きいる子ども達。

真剣な顔・・・
積極的な質問・・・
 
はなちゃんpng
 
赤ちゃんモデルを抱っこしてもらうと

「まだ、首が座っていないからね」
「おっかないなあ」
「こんな重いの?」

そんなことを子ども達はつぶやきながら、
私が思っていた以上に、たくさんのことを知っている子ども達。
 
 
妊娠がわかった時の実物大の子宮と、
中に入っている、8ミリサイズの卵膜に包まれた赤ちゃんを、
そーっと、大切に手のひらにのせて見ていた子ども。

みんなやさしいなあ。
 
8週png
 

お母さんのすごさを体感!

38週の妊婦さん役になってくれた男の子

「お母さんってすげえなあ」
「腰が反り返っちゃう」
「こりゃ大変だ」

お腹に入った赤ちゃんを優しくなでながら
 
 
ちょと感動^^
 
 
私:「お母さんはこういう状態で、ご飯を作ったり、掃除したりします」
生徒:「えー!」「ムリ~!!」「すげえー」
   「お母さんってすごい~」
 
 
そう
お母さんってすごいです!
 
 
人間の臓器の中で、38週の間に、
7㎝から40㎝まで大きくなって、
また、もとに戻ることができるのは、
女性の子宮だけです。

 
自分のからだを大切にしようね。
 
 

相互理解の時間

みんなから湧いてくる
「聞きたいこと」に答えていたら
今日の授業は一時、医学生の産科レベルくらいのことまで、
話すことになっていました。
  
 
1つ伝えると、
どんどん想像して学んでいける、子どもの頭は柔軟です。
 
 
赤ちゃんを産むのは痛いかという話までなった時、

『1番痛い、苦しくて辛いのは・・・・
 赤ちゃんです。
 それを助けようとお母さんも必死です。』

と話したら、一瞬、しんとなりました。

 
 
でもこれは、本当。

赤ちゃんは小さな体で、生きるため、力強く頑張るのです。

 
 
みんな、すごい力で生まれてきたんだよ。
この世の中に。

お母さんの力をかりながら・・・
 
 

そしたら校長先生が
「3番目に辛いのは、お父さんです!」と。
みんな爆笑
 
 
 
そうそう
お父さんの代弁者もいて良かった。

 
 
無事に赤ちゃんが生まれるまで、
どれだけ家族が心配だったか。

みんなが生まれて、
どれだけ家族が嬉しかったか。

 
 
最後の子どもたちからの感想はとても素敵で、
お母さん、お父さんに教えてあげたいなあ、と思いました。

 
こっそり、私の宝物になりましたが、
助産院に来てくれる母親教室の中で、妊婦さんたちに
子どもたちの感想を紹介していこうと思います。
 
 

生命のつながりを考える

つわりがつらい時
どんどんお腹が大きくなって
からだがしんどい時
妊娠がつらいと感じる時
妊婦さんは大変なことも多いけれど
 
 
こんな風に
自分たちがお母さんのお腹で育ったことに
感動して
感謝して
自分の誕生を嬉しく思う
いつの間にか、そんなことができるように
子どもは成長します。
 
 
 
そのことをしっかり
これから出産を迎えるお母さんたちに
伝えていきたいな、と思います。

 
体調の変化への適応方法、のりきる方法とね
合わせてお伝えしていきます。
 
 
 
小学5年生の理科
「人の誕生」の学習のねらいは
「生命のつながりを考えよう」です。
 
 
今日の子どもたち、
将来に向けて感想を言ってくれて、
自分の誕生からしっかりつなげて考えて、
素晴らしかったなあ・・・
 
 
立派です!!
頑張れ!!
小さな未来のお母さん、お父さん

 
 
 
こうやって命のバトンは繋がっていくんだな。
親からの愛情をたっぷり受けて、どんどんと・・・・
 
 
そんなことを、改めて感じた今日の授業でした。

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